





















画像診断は生鮮食料品
第35回日本画像医学会
会長 水沼仁孝 (那須赤十字病院放射線科)
CT,MRをはじめとする画像診断は病変の存在診断、病期診断、治療効果判定、再発診断などに無くてはならないものとなっています。これら目的に応じ、適切なモダリテイとプロトコールの選択が求められることは勿論ですが、症状や初発病変とは無関係であるものの、治療という侵襲的医療行為を施行する上で妨げとなる状態や新たな悪性疾患の発生を発見することも画像診断に求められます。自然と画像診断の情報量は莫大な量となりますが、臨床医一人でこれらを直ちに評価することは困難と言えましょう。とは言え、外傷時の腹腔内出血や急性膵炎、上腸間膜動脈閉塞症、絞扼性小腸閉塞症などの急性腹症では病態が画像診断撮影時よりどんどん進んでゆきます。安穏と時間を浪費することはできません。
これは海から釣り上げたマグロや畑から収穫した野菜に例えることができます。収穫した瞬間から劣化が始まりますが、そのままでは食することが出来ません。食せる期間内に誰かが食する方法を指示するか、食べられる形にする必要があります。画像診断も同様に病態が大きく変わる前に診断し、救命やより低侵襲の治療につなげなくてはなりません。第35回日本画像医学会はこのようなコンセプトから「画像診断は生鮮食料品」というテーマで開催いたします。頭から足先までエキスパートを揃え、実地医家からその道の専門家まで、画像診断の真髄を味わっていただきたく存じます。
第35回日本画像医学会 | ![]() |
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会期 | 2016年2月26日(金)・27日(土) | |
会場 | ステーションコンファレンス東京 〒100-0005 東京都千代田区丸の内1-7-12 サピアタワー5階・6階 TEL:03-6888-8080 FAX:03-6888-8062 |
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事務局 | 那須赤十字病院放射線科 〒324-8686 栃木県大田原市中田原1081-4 |
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お問合せ | 日本画像医学会 |