所見:解説資料1
単純CTにて左付属器に境界明瞭で高吸収な腫瘤を認め、ダグラス窩にも高吸収な腹水を認める。造影CTでは腫瘤に明らかな造影効果を認めず、嚢胞性病変と考えられる。単純MRIでは左付属器嚢胞性腫瘤は大きな単房性嚢胞を主体とし、嚢胞内部にT2強調像で低信号の領域が多結節状に存在している。辺縁に小さな嚢胞を伴っており、脂肪抑制T1強調画像で高信号の小嚢胞も存在する。嚢胞の背側には正常卵巣間質と思われるT2強調画像で高信号の成分を認め、flow voidを伴っている。
図1 単純CT
図2 単純CT
図3 造影CT
図4 造影CT
図5 T2強調画像
図6 T2強調画像矢状断像
図7 T1強調画像
図8 T1強調画像
図9 T1強調画像脂肪抑制
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