リンパ浮腫部位にはAngiosarcomaが生じやすい。
乳癌術後の上肢のリンパ浮腫患者に生じたLymphangiosarcomaの症例報告をはじめとする。
リンパ浮腫患者の0.1%にAngiosarcomaが生じるとされ、Angiosarcomaのうち5%がこの機序によるものとされる。
詳細な機序は不明だが、リンパ浮腫状態において生じる
- 抗原提示細胞等免疫機序の機能不全
- 高栄養状態
- 血管増生の促進
といった複数の因子の関与が推定されている。
本症例では胃癌の腹腔鏡手術のさいのポートサイト近傍から発症している。
外傷の発症への寄与を示唆するような報告が散見されている。
想定されている腫瘍の発症機序からは外傷が腫瘍発生の誘因となることは想像しやすいが、真に関与しているかは不明である。